吉兆味噌とはどんな味噌屋? 吉兆味噌のご注文 吉兆味噌とはどんなお味噌? みんなで遊ぼうKiccyo City  

味噌屋の親父の独り言

今も昔も変らぬ幸せを

味噌汁 温かい香り、口にすると想わず
”アー”とため息が出る。
幸せな気持ちになれる
家族の皆んなから笑顔がこぼれる。一日の始まりはこんな味噌汁で幕を上げたい。
家族

いってきまーす
子供が元気に学校へ
 
『行ってきまーす』
お父さんが仕事に
 
『サー今日もガンバルゾー』
こんな明るい家庭を吉兆味噌は応援します。

お母さんのこのみそ汁が将来子供の
「おふくろの味」になるのです。
吉兆味噌はこんなやさしいお母さんの良きパートナーになりたいと思っています。
うちのお母さんの味噌汁おいしいよ!
だって我家は
『吉兆味噌』だもの!
親子

吉兆味噌正面 京都の南にうまい味噌屋がある



★味噌屋の親父の独り言★
よく食品添加物の事を色々うんぬんする風潮がありますが、無添加、無添加とさわぐだけで、本当に良いのでしょうか?食べ物に一番大事なのは何か? 私はまず第一にうまい事で、その次が体に良く栄養があること、この二つで充分だと思う。それを追い求めて行くと自然と無添加になるのであって、まず最初に無添加、無添加であれば、まずくてもいいと言うのはどうかと思います。やっぱり食べるのは私には一番の楽しみですから、おいしくなければ!!!楽しくゆったりとうまいもんを食って人生を過ごしたいと思っています。日本のこの風土ではやっぱりうまい米とうまい漬物、うまいお茶、これを食っている時が一番幸せで、あ〜この国に生まれてよかったなあと感じる時です。
おっと一番大事な味噌汁をお忘れなく!



『みそ汁は日本の母なのだ!』
味噌は合わせると旨いと言われますが、これは味噌の性格を一番よく表している言葉だと思います。
と言うのも、味噌は相手の良さをこわさずうまく引き出し生かす性格を持っているからです。
例えば香りの良い味噌とこくのある味噌を合わせて味噌汁にすると、香りの良いこくのある味わいのヒジョウーにオイシーイ!味噌汁が出来上がります。
この様にお味噌には出しゃばらず、さりげなく相手を引き立て、又自分の持味もしっかり出すとても味わい深い、真に日本人の心情に深く根ざされた謙虚なつつしみ深い奴なのです。
親子 この味噌を人間に当てはめると真に日本のお母さんそのものなのです(かなり強引)
味噌のない生活を考えてください?
『別に、何ともないよ、ショー油もマヨネーズもあるもんね』
と思っている方、あなたは毎日お母さん(妻)に感謝の気持ちで接していないでしょう『当たり』、お母さんが毎日どんなに活躍しているか??

朝みんなが起きる前にゴハンを作り、
弁当を作り、みんなを起こし、
家族が家を出て行った後、ふとんを上げ、
天気が良ければほしてパンパンハタキ、
家の中を掃除して洗濯をしてゴミを出し、
町内会の付合いもし、PTAにも出かけ近所の井戸端会議にも出席し、庭の草花に水をやり、
犬のポチにエサをやり散歩にも連れて行き、
夕食の買い物にスーパーに出かけ、今夜のおかずは何にしようかとアレコレ悩み、
重いスーパーの買物袋をぶらさげて、オッチラコッチラと家に帰り、
皆が帰って来るまでに食事を作り、風呂をわかして、
着替の用意もし(これもお母さんが買ってそろえてくれている)
皆んが帰って来た時に何事もなかった様に笑顔で明るく
『お帰り』と向えてくれるのです。

このお母さんがたまに旅行等に出掛けて行った時どうでしたか??
朝は誰も起してくれない、食事はどうする、
家に帰っても風呂もわいていない、
たった一日お母さんが家を空けただけで、
家の中はゴチャゴチャになってるでしょう。
でもお母さんはいばらない、色んな事を何でも淡々とこなして当り前の様な顔をして皆をニコニコ見つめてくれるのです。
お父さんが出張で3日家にいなくても皆んな、何も困りはしないのです。
どうです!!さっきのあなた。
『お母さんの事はわかった、わかった、わかった!
わかったけれども、それが味噌とどう関係があるんや!!』
とまだ抵抗しているでしょう、本当に往生際が悪いんだから。
それでは、お味噌の話しをしましょう、よく聞いて(読んで)下さいよ!

お味噌はあくまで謙虚でつつましく、かしこい。
お母さんと同様どこへでも出かけるけど、出しゃばらず自然と皆んなと溶け込み、本当は大活躍をしているけど、それを目立々てず、皆んなをなごましてくれているのです。

お味噌の出発点はみそ汁でなく『なめる』ものだったのです、
それが精進料理等の出現ですり鉢なんかでスリスリゴリゴリされてみそ汁が誕生して今日に至った訳ですが、
その間北は北海道 石狩鍋から新潟 わっぱ汁、山梨 ほうとう汁、滋賀(瀬田)、島根(宍道湖)のしじみ汁、愛媛のどじょう汁、鹿児島のさつま汁、沖縄のイナムルチとこの他全都道府県全域に渡り、
いくつもの郷土料理創作に貢献、又全国津々浦々の全家庭にいつも控え目に決して主食の座をうばわず、かと言ってなくては困るおふくろの味日本代表の味噌汁として朝げ、昼げ、夕げと活躍し今日に至った訳です。

これ程、国民に奉仕しながらも、まだなお、どこへでも出かけていくお母さん同様ラーメン界に味噌ラーメンとして進出、うどんの世界にも、みそ煮込うどんとして出没、となりの素めん県にもそうめん味噌汁とメン業界すべてに進出をはたし、鉄板のリングにはチャンチャン焼、
ドテ焼等、網焼の分野にも田楽、ごへいもち、さわらのみそ焼等々、又誰にも知られず隠密働きとしていわしのつみれの中へもぐり込み、さらに最近ではハンバーグ、又カレーの中にまで人知れずもぐり込み、日夜働いているのです。
東海方面へ行くとそこにはまさに全域味噌ワールド、トンカツはみそカツ、おでんは味噌おでん、野菜は味噌いため、キシメンは味噌煮込、ほう葉焼き、さらにみそせんべい、みそキャラネル、名古屋名物みそういろ、みそコーラにみそコーヒー(これは無いか!)と、さらに東海地方のある所へ行くと朝みそ汁で顔を洗っている村があるとか(ウソです)

この様に何でもかんでも味噌なのです、これだけ我々はその日常をお味噌の世話になっているのです、それにもかかわらず日々お味噌に感謝の念を抱かない。
もしおみそがどこかの温泉にでも旅行に出かけて行ったらどうします?、その時になってあわててもしりませんよ!!

えっ
『大丈夫、しょう油やマヨネーズ、それにソースで代用出来るもん!!』
まだそんな事を言っているあなたは
『お母さんがいなくなったら、又新しいお母さんを見つければいいや』
と言っている様なものです。『イイカモネ!』
そう言うねぼけた事を言う非人間的な人は本当にみそ汁で顔を洗ってシャンプーでもして出直して来なさい。
味噌は食品業界のまさに日本の母なのです、偉大なる母の味なのです。

以上味噌探偵団の手前味噌な調査結果です!

ついでに味噌のことわざを少しあれこれ。
味噌をつける 昔やけどをした時にその傷口に味噌をつけた所から、何か失敗をしたりドジを踏んだ時にみそをつけやがってかと言われる様になりました
味噌がくさる 味噌は元来何年たってもくさらない食べものですが」、ひどい声でへたくそな歌等を歌われるとたまらん様になって、天地がひっくり返る様な気がしてみそがくさる〜!と言います。
『考えられない事が起きる』
味噌をあげる 手前みそとよく似て自慢すること
味噌のみそくさきは
上みそにあらず
自分の知っている知識をプンプンまきちらし、俺は物知りだゾー等と言っていい気になっている人は本当は大した事がない、本物はもっと謙虚で自分の知っている事でもひけらかさない
味噌こしで水を
すくう
出来ない事、無理な事
味噌豆は七里帰りて
も食へ
みそを作る時、朝から大豆を弱火でコトコトと煮ていきますが、これが夕方頃になるとやわらかくヒジョーに美味しくなります。
小ゾーさんがお使いに3里半(14km)先まで行っても急いで帰って来てでもつまみ食いをするだけの価値がある。
それ程うまいんだヨ〜ン!という事
医者に金払うより
味噌屋に金払え
これは私の一番好きなことわざ。
病気して医者にかかり高い治療代を払うより、味噌を毎日食べて健康で医者にかからなくてよい生活をしよう。
そう、味噌は体にいいのです。



『1番えらい食べ物は何?』

日本では昔、中国の風習を真似て武士や学者などは成人して元服すると幼名と違った名を名乗りました。太閤秀吉は幼名を日吉丸と名乗りその後、
木下藤吉郎→羽柴築前守→豊臣秀吉
と名を変えて出世していきました。同じ様に魚のブリも呼び名が関西では、
ワカナ、ツバス→ハマチ→メジロ(イナダ)→ブリ
と変っていき出世魚と呼ばれています。

食べ物の出世頭は何であろうか?
ある土曜の昼下がり、なすときゅうりが話している
なすび 『何だいお前はひょろっとしてだから人間に、この "キューリ野郎" とか何とか言われてんだぞ』 なすび きゅうり
きゅうり 『うるさい俺のバーさんなんか "キューリ夫人" と言われてとっても有名なんだ、お前さんこそもたもたしてると"おたんこナス"なんて呼ばれてるじゃないか、 "このナスのヘタ" 』

なんて言い合っている所へのしのしと大根がやって来た 大根
大根 『何だおまえら、食べ物のチャンピョンはこの大根様だ!まず呼び名が違う、お大根と "お" を付けて呼ばれる、漬物になればお新香、はてはあのえらい坊さんと同じ "沢庵" なんて呼ばれもする、どうだマイッタか!』
キューリ 『大根役者てのも有るぞ』
なす 『大根足なんてのも有ったな〜』

とか何とかやっている所へ大豆がやって来て
大豆 『皆んな何をもめているんだ、な〜んだそんな事かそれなら決まっているよ、俺らなんかお豆さんて、さん付けだ豆腐になると"おトーフ"っておがつくしさらに油で揚げると"おあげさん"、又おが付くさらにあの正月初詣ででにぎあう"お稲荷さん"なんて名前までもらってさ!さらにこうじで醗酵させるとお味噌、さらにこれを汁にすると御実御汁食(おみおつけ)と非常に高貴なまるで貴族の様な呼ばれ方までするんだ、そんな事でもめてないで君達皆んなこのお味噌に付け込んでやるよ!しばらくするとみんなおいしい味噌漬けのお漬物になるから。』・・・ 大豆

以上、お味噌はえらい、今も昔も人々に尊敬されているというお話でした。出演はキュウリ、ナス、大根、大豆でした。
−大豆ファンクラブ−